Marialeaf Blog

2025 / 09 / 05  08:00

【授業レポ】シニアハーバルセラピスト講座|薬とハーブの飲み合わせ・薬物動態を深く学ぶ

【授業レポ】シニアハーバルセラピスト講座|薬とハーブの飲み合わせ・薬物動態を深く学ぶ

シニアハーバルセラピストコース(全18回)の第3回を開催しました。

今回のクラスは 対面+オンラインのハイブリッド 開催。

最遠は中国から、国内は東北からもご参加いただき、全国・海外の皆さまと学び合う、充実した時間となりました。

薬剤師さんや看護師さんなど医療関係の方も複数参加され、専門的なディスカッションも活発に行われました。

🌿 今回のテーマ:安全性と薬の相互作用

ハーバルセラピストで学ぶ安全性をさらに深め、「ハーブの安全性」と「薬との相互作用」を中心に学習しました。特に印象的だったのは、ビワ・アンズ・梅などの果実の種に含まれる青酸配糖体について。摂取すると毒性があるため、種の部分は食べないほうがよいとされています。植物は種を守るために防御成分を作る――そんな自然の知恵にも、あらためて目を向ける機会になりました。

メディカルハーブ事典の写真

📖 使用テキスト

  • シニアハーバルセラピスト公式テキスト
  • メディカルハーブ事典(上の写真)

薬物動態とハーブの関わり

薬が体内でどのように働くのか(吸収・分布・代謝・排泄)という薬物動態の基本を確認しつつ、そこにハーブがどのように関わるのかを整理しました。具体例として、以下のポイントを共有:

  • セントジョンズワート(セイヨウオトギリソウ):薬物代謝酵素(CYP450など)の働きを強め、薬の効き目を弱めることがある。
    高血圧や脂質異常症(高コレステロール)の薬でも影響が出る場合があるため、服用中の方は薬剤師に相談することも大切。
  • ワルファリン × イチョウ出血傾向が高まる可能性があるため、併用には注意が必要。 など

🗣 参加者の声

  • 「薬がどのようにして体に吸収されるのか、初めて知って勉強になった」
  • 「現在の医療関係の仕事の復習にもなり、改めて考える機会になって、とてもためになった。」

📸 クラスの雰囲気

ハイブリッドでも一体感のある温かな雰囲気で、学びを深め合う時間となりました。オンライン参加の皆さんとも記念に集合写真をパチリ。

Zoom集合写真

🔎 コースのご案内

※本記事は授業内容の記録です。医薬品を服用中の方は、ハーブの併用について必ず医師・薬剤師にご相談ください。個別の医療判断に代わるものではありません。

シニアハーバルセラピスト, ハーブの安全性, 薬とハーブの相互作用, マリアリーフ