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【報告】マリアリーフらぼ vol.8〜 「麻」について (2022/10/8)
マリアリーフらぼ vol.8
2022年10月のご報告
10月のマリアリーフらぼは、「麻」がテーマでした。
参加メンバーが知っていることや調べてきたことを出し合って、情報を共有し合いました。
麻の成分や効能について調べてくださった方、「麻」の服についてお話下さった方、それに「麻薬に関する法律」や「麻に関する体験談」などなど、皆さんそれぞれに研究の角度が違っていて、どれも素晴らしかったです!
それでは、当日の様子をマリアリーフ・スタッフが書いてご報告させていただきます。
「麻」とは
一言に「麻」と聞くと、なんとなく違法薬物の麻薬をイメージしてしまいます。
タイで大麻が解禁されたり、日本でも医療用の大麻が解禁されたりで最近よく話題になっていますね。
なんとなく悪いイメージをされがちな「麻」ですが、今回の勉強会を通じて実は素晴らしい植物であることがわかりました。
「麻」の種類について
まずは、メンバーのお一人からパワーポイントを使っての発表がありました。
そもそも「麻」というのは繊維の総称で、具体的には大麻(おおあさ)、亜麻(あま)など約20種類もあるそうです。
今回は「大麻(おおあさ)」にフォーカスし、色々なお話をしてくださいました。
「麻」の主成分や働き
麻の主な成分としては「THC(テトラヒドロカンナビノール)」と「CBD(カンナジビオール)」があります。
・THCはいわゆる麻薬に使用される成分で、穂や葉に多く含まれるそうです。
・CBDは安全な成分で主に茎や種子に含まれ、食用にも活用でき、健康に役立つ様々な商品も販売されています。
とてもリラックスできる成分として今、話題にもなっています。
麻の実(種子)は七味唐辛子に含まれています。
あるとき、ふと七味唐辛子の裏のラベルに「麻の実」と書いてあるのを見て、えっ!これって食べても大丈夫なの?と不安になったことがありましたが、今回の説明を聞いてガッテンがいきました✨
麻の実には良質のタンパク質が含まれているそうです。体に良い成分だったんですね!
大麻(おおあさ)の種子からとれるオイルを「麻実油(おのみゆ・ヘンプ油)」と言います。
リノール酸(ω6)とα-リノレン酸(ω3)の脂肪酸が、3:1の割合で含まれていて、これは栄養学上、最もバランスの良い比率だそうです。
特に日本人はα-リノレン酸などのω3(N-3系)と呼ばれる脂肪酸が不足しているので、とってもありがたいオイルですね☺️
他にも植物ステロール、トコフェロールなど多くの有用な成分が含まれていて、抗酸化作用も強く、てんかん・がん・白内障・糖尿病など様々な病気の予防や改善に用いられ素晴らしい植物なのだということがわかりました✨✨
「麻」由来であるからと避けるのではなく、正しい知識を理解しておくことで安全安心に植物のありがた〜い効能を享受することができます😇
お馴染みハーブティーブレンドタイム
ちょうどキリがいいところになったので、今回もハーブティーブレンドを✨
10月に入り、秋になったということもあり「キンモクセイ」が大人気🌼
キンモクセイが入っている容器を開けるとふわっと良い香りが💖
じゃあ私も・・・と全員がキンモクセイをチョイスしたブレンドを作りました🌼
コップに注ぐと甘くて良い香りがしました。
どれもこれも美味しかったです😊
いただいたお煎餅を食べながら素敵なティータイムでした。
後半からはバトンタッチして違うメンバーのお話を聞きました。
布としての「麻」
「麻」大昔から日本で米と同じように栽培され、使われていたそうです。
現在でも、日本で栽培されているそうですが諸外国と比べてその量はかなり少ないそうです。
違法薬物として取り締まられる対象であるのに、栽培がなされていると聞いてとても不思議に思います。もちろん国の許可を得ないとできないのでしょうけど危険ではないのでしょうか・・・
「麻」は布としても使用されてきました。
少しゴワゴワしていますが、夏は通気性が良く涼しいのだそうです。
いろいろな織り方があるそうですが、「綾織」という織り方をすると頑丈でとても良いものになるのだとか。
ですが、なかなかにお値段が高いそうで、手が出ないことも多いみたいです。
確かに、麻を使ったお洋服って最近あまり見ない気がします。高級品だったのですね💰✨
大麻取締法と覚せい剤取締法
またまた次のメンバーにバトンタッチ。
「麻」といえば違法薬物を思い付いたということで、大麻取締法と覚せい剤取締法のお話でした💊💉💀
大麻(たいま)も覚醒剤ももちろん違法薬物なので、持っているだけで違法、いわゆる所持罪が存在します。
そして、覚醒剤は当たり前ですが使用しても違法であり、使用罪があります。
ですが、大麻は使用罪が現在は存在しません。
もちろん、使用するためには所持しないといけないので使用しても違法にはなるのですが、使用罪としてではなく所持罪として逮捕されます。
理由としては、麻は植物全体が違法なものではないことが挙げられます。
先ほども出てきましたが、THCという「ハイになる」成分が違法薬物の成分になります。
安全である茎や種子にもごくわずかにTHCは含まれるそうです。
なので、茎や種子を摂取してもTHCが検出される可能性があることが理由ではないかと言われています。
また、所持罪は懲役刑がありますが、大麻は5年なのに対し、覚醒剤は10年です。
これは、「麻」が大昔から日本人とって馴染みの深い植物であるという歴史的背景が考慮されたのではないかと考えられます。
どちらも違法であることは知っていましたが、薬物の種類によって少しづつ違いがあるのが興味深かったです✨
海外では、日本では違法薬物である大麻が合法である国も存在します。
いくら合法であるとはいえ、日本人の私たちがその場面に遭遇したらと考えるととても恐ろしいです😰
マリアリーフらぼの楽しい時間
今回は調べたことや知っていることを共有し合う時間でした。
皆さんそれぞれ違う角度から話をされていてとても面白かったです。
1人では絶対に思いつかないようなことも、みんなで集まれば文殊の知恵ですね!
今回も楽しくい学びになりました。
「麻」には、まだまだ多くの可能性がありそうで、もっともっと深く学ぶことができそうでした。
また機会があれば麻のことを調べる時間を設けることができたらいいなと思っています😇
ご参加の皆さま、おつかれさまでした!!
みなさまからも素敵なご感想をいただきました。
ありがとうございます💖
来月もお楽しみに✨
11月のマリアリーフらぼは…
テーマは「ハーブカウンセリング」です。
事例をもとに、カウンセリングの仕方やハーブとアロマの活用法を学んで、どんどんスキルアップをしていきましょう👼✨
11/12(土)14時〜開講の予定です。
是非ご参加ください☺️
マリアリーフ
入江泰子 & スタッフの共同作成でした